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第11章  仲介査定と買取査定は同じではありません

まず、価格を知る。そこから始めましょう

第11章  仲介査定と買取査定は同じではありません

監修・執筆:小松野美貴哉(株式会社陸自不動産 代表取締役)

「できるだけ早く現金化したいから、最初から買取で決めたほうがよいのか」「仲介なら、もう少し高い価格を目指せるのではないか」「買取価格は市場価格と同じなのか」。不動産売却を考え始めると、仲介と買取の違いが分からず、判断に迷う方がいます。特に空き家や相続不動産を抱えている方、売却期限が決まっている方、維持費や管理負担を早く止めたい方にとっては、価格だけでなく時間も重要です。本章では、仲介査定と買取査定の違いを整理し、自分の事情では何を基準に選べばよいのかを解説します。

 

始めに結論

陸自不動産は、原則として自社による直接買取を行わず、売買仲介を基本としています。買取を希望される場合は、買取業者への売却を仲介する形で対応します。

仲介と買取は、単純に「高い・安い」だけで比較するものではありません。

売却までに使える時間、価格への希望、手取り額、空き家の管理負担、住宅ローン、売却期限などによって適する方法は変わります。

早く売る必要がある方にとっては、買取が有力な選択肢になる場合があります。一方、一定の販売期間を確保できる方は、仲介によって市場の買主を探す方法を検討できます。

重要なのは、最初から片方だけに決めるのではなく、自分が何を優先するのかを整理してから選ぶことです。

 

 

早く現金化したいが、最初から買取だけで決めてよいか迷う方へ

Q. 早く売りたい場合、最初から買取を選ぶべきですか?

早期売却を希望しているからといって、必ず最初から買取だけに絞る必要はありません。

判断する際には、まず売却期限を確認してください。

「1か月以内に売却したい」

「相続した空き家の管理負担を早く止めたい」

「住み替えの日程が決まっている」

「資金化を急いでいる」

そのような事情では、売却までの速度が重要になります。

一方、「ある程度時間をかけても価格を重視したい」という方であれば、仲介による販売も比較対象になります。

また、表示された売却価格だけでなく、売却まで所有を続ける間に発生する固定資産税、管理費、修繕、草刈り、火災保険その他の保有負担も確認する必要があります。

売却価格と実際の手取りを分けて考えたい方は、以下の記事も参考にしてください。

「高く売れた」と「多く手元に残った」は同じ?|売却価格と手取り額の違い

 

 

仲介なら、どの価格を目指せるのか知りたい方へ

Q. 仲介査定では何を見て価格を考えますか?

仲介査定では、周辺の取引状況、現在販売中の競合物件、土地・建物の条件、立地、築年数などを確認しながら、販売価格を検討するための査定を行います。

ただし、査定価格は成約価格を保証する金額ではありません。

たとえば査定価格が2,800万円であっても、

2,800万円で必ず売れる

という意味ではありません。

実際の販売では、

どの価格から開始するのか。

同じ価格帯にどのような競合物件があるのか。

問い合わせが入っているか。

内覧へ進んでいるか。

買主からどのような評価を受けているか。

といった市場反応を見ながら販売方針を考えます。

「仲介なら高く売れる」「買取なら安くなる」と一言で決めつけるのではなく、販売期間と市場の反応まで含めて判断する必要があります。

販売戦略を立てれば必ず高く売れるのか?

できるだけ高い価格を目指したい方は、価格だけでなく販売方法も併せて確認してください。

大村市で家をできるだけ高く売りたい方へ

 

 

買取価格が市場価格とどの程度違うのか確認したい方へ

Q. 買取価格は市場価格と同じですか?

仲介による販売価格と、不動産会社等による買取価格は、価格が決まる仕組みが異なります。

仲介では、一般の買主を市場で探し、売主と買主が条件について合意した時点で成約します。

一方、買取では、不動産会社等が買主になります。

そのため、同じ不動産であっても仲介査定と買取査定で提示される金額が異なる場合があります。

注意したいのは、

「買取なら市場価格の〇%」

などと、一律の割合で判断しないことです。

物件の所在地、状態、再販売方法、修繕の必要性、土地の条件などによって判断は変わります。

比較する際は、

仲介の場合に想定される販売価格

売却までに必要となる期間

買取時に提示される価格

売却まで保有する際の負担

最終的な手取り

を分けて確認してください。

価格差だけを見るのではなく、「時間を含めた売却条件の差」として比較することが重要です。

 

空き家や相続物件で買取も選択肢に入れたい方へ

Q. 空き家や相続物件でも買取を含めて相談できますか?

はい。空き家や相続不動産についても、仲介だけでなく、必要に応じて買取という選択肢を含めて相談できます。

たとえば、

「相続した実家に誰も住んでいない」

「残置物が多い」

「県外に住んでいて管理が負担になっている」

「草木の管理や建物の点検を続けるのが難しい」

「家族の誰も使用する予定がない」

という事情がある場合です。

空き家を所有し続けること自体に負担がある方は、売却価格だけではなく、管理に必要な時間や費用も判断材料になります。

仲介で市場へ出して買主を探すのか、買取業者への売却も検討するのかは、売主本人の希望する期限や物件状況によって変わります。

相続した家が空き家になっている場合はどうする?

「空き家だから買取しかない」「仲介のほうが必ず得」という決め方ではなく、複数の方法を比較してください。

 

 

陸自不動産が直接買取を行わない理由を知りたい方へ

Q. 直接買い取らない会社へ相談する意味はありますか?

陸自不動産は原則として売買仲介を基本とし、自社による直接買取を基本業務としていません。買取を希望される場合には、買取業者への売却を仲介する立場で対応します。

直接買取を行わないからといって、買取という方法を否定しているわけではありません。

売主によっては、

価格より売却速度を優先したい。

長期間の販売活動を避けたい。

空き家管理を早く終わらせたい。

相続不動産を早期に整理したい。

といった事情があります。

そのような場合、買取が目的に合う可能性があります。

反対に、

一定期間は販売できる。

できるだけ市場価格を確認したい。

購入希望者の反応を見ながら判断したい。

という方は、仲介による販売を検討できます。

陸自不動産の役割は、どちらか一方を押し付けることではなく、売主本人が何を優先しているのかを整理し、仲介と買取の違いを理解したうえで判断できるようにすることです。

 

 

仲介と買取で迷った場合は「価格・時間・手取り」の3点を分けて考える

不動産売却では「いくらで売れるか」に目が向きやすくなります。

しかし、売却判断では時間も重要です。

高い価格を目指して数か月販売する場合と、価格条件を確認したうえで早期売却を選択する場合では、意味が異なります。

特に空き家、相続不動産、住宅ローンが残る家、住み替え期限が決まった家では、売却までの期間が本人の負担に直結する場合があります。

判断する際には、

価格を優先するのか。

時間を優先するのか。

最終的な手取りを優先するのか。

という順序で整理してください。

仲介と買取は敵対する方法ではありません。

売主本人の事情に応じて使い分ける、異なる売却方法です。

 

 

 

FAQ

Q. 陸自不動産は直接買い取りますか? 仲介と買取は何が違いますか?

陸自不動産は原則として自社による直接買取を行わず、売買仲介を基本としています。買取を希望される場合には、買取業者への売却を仲介します。仲介と買取では、買主の探し方や価格形成、売却までの期間などが異なります。

 

Q. 早く現金化したいが、最初から買取だけで決めてよいか迷う場合、何を確認すればよいですか?

売却期限、希望価格、保有中の負担、最終的な手取り額を確認してください。速度を最優先する場合と価格を重視する場合では、適する売却方法が異なる可能性があります。

 

Q. 仲介ならいくらを目指せるのか知りたい場合、何を確認すればよいですか?

査定価格だけではなく、周辺の成約事例、現在の競合物件、売出価格、想定販売期間、市場反応などを確認してください。査定価格は成約を保証する金額ではありません。

 

Q. 買取価格が市場価格よりどの程度違うのか確認したい場合、何を確認すればよいですか?

仲介で想定される価格と買取提示額だけでなく、販売期間、保有負担、売却費用、最終的な手取りまで比較してください。根拠なく一定の割合で価格差を判断することは適切ではありません。

 

Q. 空き家や相続物件で買取も選択肢に入れたい場合、何を確認すればよいですか?

建物の状態、残置物、管理負担、売却期限、希望価格などを整理してください。仲介と買取の両方を比較したうえで、本人の優先条件に合う方法を検討します。

 

 

 

 

監修・執筆

小松野美貴哉
株式会社陸自不動産 代表取締役

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まずは価格を知る。そこから始めましょう。

「仲介と買取のどちらが自分に合うのか分からない」

「早く売りたいが、安易に買取だけで決めたくない」

「空き家なので管理負担も考えたい」

「まず仲介ならどの程度の価格になるのか知りたい」

その段階から机上査定を利用できます。

最初から売却方法を決める必要はありません。

まず現在の価格を知り、売却までに使える時間と希望条件を整理したうえで、仲介と買取を比較してください。

机上査定を申し込む

本サービスは、株式会社陸自不動産のホームページから直接、机上査定をお申し込みいただく方を対象としています。

査定に必要な確認や、査定結果のご連絡・ご説明は行いますが、査定後に売却依頼の獲得を目的とした継続的な営業電話や、訪問査定への勧誘は原則として行いません。

なお、不動産一括査定サイト等を経由してお問い合わせいただいた場合は、査定内容のご説明、売却予定の確認、訪問査定のご案内等のため、ご連絡する場合があります。

 

 

 

免責事項

机上査定は、不動産売却を検討するための参考価格です。売出価格、販売価格、成約価格を保証するものではありません。

現地を確認していない場合、建物状態、設備、境界、接道状況、周辺環境その他の現地確認事項が査定結果へ十分に反映されない場合があります。

机上査定書は、不動産の鑑定評価に関する法律に基づく不動産鑑定評価書ではありません。

買取価格や仲介による成約価格は、物件条件、市場状況、買主、買取業者等によって異なります。個別の売却条件を確認したうえで判断してください。

最終更新日:2026年9月10日

 

 

 

 

 

 

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